ついつい拾ってはポケットへ。

ついつい集めては抽斗へ。

小石・貝殻・ボタン・ビーズ・種・木の実・ピアス・・・などなど

旅さき、庭さき、散歩さきから

気づけばポケットに抽斗にしまい込み、

わいわい、ごちゃごちゃ、大にぎわい。

そんな小ものたちに住みかをつくった。

小さなものたちが住まう家々。

そして小さな町ができたとさ。

気付けば秋のかおりが漂っております。
食欲と読書と・・・

景色の変化はまだ届きにくいけど、体が秋を察知するのか。

なかなかに誘惑の多い季節。

それでも最近は10月の展示（工房からの風）に向けての制作に励む日々。
kochiでは木を中心にしていろんな材料を使う。

木を彫る
麻を編む
革にがま口
真鍮を切る
生地を裁断そして貼る
色を塗る

あれもこれも欲張り過ぎて、楽しい。

秋のはじまりは誘惑。
欲張り過ぎでもしょうがない。

シュ、シュ、シュゥーッ

刃を研ぐ。

わたしの一番大事な道具、小刀を研ぐ。

もう10年以上も愛用してる。
これまでこの子（小刀）でたくさんのかたちを彫ってきた。

あまりにも使用頻度が高すぎて、みるみる刃が短くなってきた。
刃先を折ったりもしてしまい、気が付けばこんな感じに・・・

鞘（さや）よりだいぶ短くなった。

それでも研がないと。

シュ、シュ、シュゥーッ

もう折ったりしないように、大事に、大事に。

いつか無くなってしまうまで

シュ、シュ、シュゥーッ

ふかふか木屑

こなこな木屑

ちくちく木屑

作業時、宙に舞う。

刃の形によっていろんな形の木屑が舞う。

ふかふか舞って、こなこな舞って、ちくちく舞う。

おもしろ木屑がでると捨てるのが惜しくなる。

なにかにか使えないものかぁ～

作業場の隅、隅、隅、探してみた。

ありました。

木屑のオードブル～